実はもっと早くにご紹介しようと思っていたのですが、ギター歴40周年を迎えた木村ギター音楽院の院長であり、クラシックギター界の至宝、木村大さんの父親でもある木村義輝先生のソロリサイタルに関する販促物のお仕事をさせていただきました。
茨城県南地区に根ざして、ギター講師として40年、木村ギター音楽院設立から20年、そしてご自身も65歳という年齢を迎え、これまでの集大成として、次の日曜日の12月14日につくば市にあるノバホールにて当日を迎えます。
先生もこれまで同じつくば市のカピオホールでのご経験はありますが、今回のノバホールの収容数はほぼ3倍の1000人になります。ミュージシャンではなく、あくまでも講師の立場からギター文化の普及に携わってこられたので、そのチャレンジ精神には感銘を受けました。
音楽院の方ではすでに3年のおつきあいがありますので、今回のお仕事も「タカダデザインさんに」ということでご指名をいただきました。
40周年にかける先生や先生を支えてきたオクサマの想いはお伺いしていたので、その想いをどこまでカタチにできるか?が今回のお仕事のテーマでした。その結果、自分の中から出てきたキャッチフレーズが
「四十年の物語が、いま流れ出す」
このフレーズが頭に浮かんだ瞬間、すべてのイメージがカタチになり、見ていただいている販促物一式を制作させていただきました。
初校ではじめてオクサマに見ていただいたとき「髙田さん、ありがとう。この一行にすべてが込められているわ」「物語という言葉は世の中にあふれているけれど、こんなに素敵な言葉として感じたことはないわ」そうおしゃって泣いてくださいました。おそらく、今回のお仕事はこの時点でほぼ完成していたといっていいと思います。
この「四十年の物語」という言葉のもと、生徒さんはじめ関係者のみなさんがご尽力された結果、チケットはS席がソールドアウト、A席の一部を残すのみとなりました。自分のデザインが原動力のひとつになれたのであれば嬉しい限りです。
当日は、大さんはじめご家族一同での演奏もあります。また、先日茨城放送の木村さおりさんの番組に先生がゲスト出演されていましたが、さおりさんも来ていただけるようです。わずかに当日券も残っていますので、ご興味のある方は会場まで足をお運びください。(T)
お問い合わせ先
●木村ギター音楽院:029-885-7019
●木村音楽事務所:029-821-0544